『恋する輪廻』公開記念 もっとトリビア(4) |
『恋する輪廻』クライマックス・シーン
http://www.youtube.com/watch?v=fTO5ybpuYk0
華麗なエンディングは物語にふさわしいものですが、実は元ネタがあります。
「輪廻もの」の先駆けともいえる【Madhumati】(1958)
山奥の村の地主(プラン)の森林管理人として赴任してきたアーナンド(ディリープ・クマール)は、村の娘マドゥマティ(ヴィジャヤンティマーラー)と恋に落ちる。だが、地主はマドゥマティをわが物にしようと企み、アーナンドを街に使いに出す。街から戻ったアーナンドを待っていたのはマドゥマティの失踪の知らせだった。
その後、アーナンドは森でマドゥマティと瓜二つのマーダヴィーと出会う。アーナンドはマーダヴィーを使ってマドゥマティの失踪の原因を探ろうとする。
【Madhumati】クライマックス・シーン (0:31~)
https://youtu.be/kDiDP4l6u70?t=2h33m40s
悪人によって自殺に追い込まれた女性。主人公はその女性と瓜二つの女性に芝居をさせて悪人を追い込み、罪を自白させます。また、芝居だとばかり思っていたら・・・・というところまで同じ。火事や格闘はありませんが、発想は同じでまさしく元ネタ。
さらに、【Madhumati】は、このエピソードが主人公の生まれ変わりである人物によって語られる「輪廻モノ」。『恋する輪廻』はストーリーも輪廻してきたというわけです。