2011年 01月 04日
観たい!2011年1月編 |
毎年1月の映画雑誌を見ると「今年期待の作品」といった記事が出ています。確かに今年も期待作がたくさんありますが、そこまで目を向けずとも、すでに1月にも面白そうな作品がいっぱいです。
公開予定日はBollywoodhungamaのカレンダーによっています。
http://www.bollywoodhungama.com/trade/releasedates/index_in.html
【No One Killed Jessica】(1月7日公開予定)
監督:ラージクマール・グプタ Rajkumar Gupta 出演:ラーニー・ムケルジー、ヴィディヤー・バーランほか
トレイラー
デリーで実際に起こった、モデルのジェシカ・ラール殺害事件に基づいた作品。監督のラージクマール・グプタは、小規模作品ながらヒットとなった【Aamir】の監督。もちろんみどころは、ラーニーとヴィディヤーの共演。ファンにとっては夢の共演でしょう。ラーニーはテレビ・ジャーナリスト、ヴィディヤーが被害者の妹の役。ヴィディヤーは終始メガネのようです。加害者(裁判での被告)役と被害者ジェシカ役は伏せられているので、もしかするとサプライズがあるかもしれません。
【Yamla Pagla Deewana】(1月14日公開予定)
監督:サミール・カルニック Samir Karnik 出演:ダルメンドラ、サニー・デーオール、ボビー・デーオール、クルラージ・ランダーワー、ナフィーサー・アリー、アヌパム・ケール、ジョニー・リーバー
トレイラー
最近あまりいいところがないデーオール一家ですが、今回は本気で来たような感じです。ダルメンドラ、サニー、ボビーが揃い踏み。3人の共演にはスポーツ(?)物の【Apne】(2007)がありますが、今回は何でもありのマサーラー・コメディです。サミール・カルニックは【Heroes】(2008)や【Vasda raha】(2009)などデーオール一家御用達監督のような人です。ヒロインのクルラージ・ランダーワーはパンジャービー映画の出身で、ヒンディー映画デビューの【Chintuji】(2009)でリシ・カプールの賢そうなマネージャー役をやっていました。
【Dhobi Ghat】(1月21日公開予定)
監督:キラン・ラーオ Kiran Rao 出演:プラティーク・バッバル、アーミル・カーン、モーニカー・ドーグラー(新人) Monica Dogra、クルティ・マルホートラ(新人)Kriti Malhotra
トレイラー
アーミル・カーン夫人でもあるキラン・ラーオの初監督作品。キラン・ラーオはアシスタント・ディレクターの出身(【Lagaan】のADでもあり、アーミルとはそのセットで出会いました)ですが、その作品たるや、【Monsoon Wedding】(2001)、【Saathiya】(2002)、【Swades】(2004)と粒揃い。【Dhobi Ghat】もアート系の映画に近いとのこと。しかし、アーミル・ブランドの力もあり、成功の可能性は高いでしょう。
主演のプラティーク・バッバルはスミター・パーテルの息子。【Jaane Tu ... Ya Jaane Na】(2007)では印象的な役でした。
【Dil Toh Baccha Hai Ji】(1月28日公開予定)
監督:マドゥル・バンダールカル Madhur Bhandarkar 出演:アジャイ・デーヴガン、イムラーン・ハーシュミー、オーミー・ヴァイディヤ、シュルティ・ハーサン、シュラッダー・ダース、シャザーン・パダムシー
トレイラー
マドゥル・バンダールカルといえば、【Traffic Signal】(2007)、【Fashion】(2008)、【Jail】(2009)など、社会の裏面を鋭く描く監督として知られていますが、今回はなんとラブコメを作ってきました。男性陣はアジャイ、イムラーン・ハーシュミーの【Once Upon A Time In Mumbaai】のコンビに、【3 Idiots】で変人チャトゥル役のオーミー・ヴァイディヤと面白い顔ぶれ。タイトルは【Ishqiya】(2010)のヒット曲から。
他にも
【Impatient Vivek】(1月7日公開予定)
監督:ラーハット・カーズミー Rahat Kazmi 出演:ヴィヴェーク・スダルシャン(新人) Vivek Sudarshan、サヤーリー・バガット
トレイラー
金持ちだが冴えない男と気が強い女の組合せというラブコメのようですが、キャストが弱すぎです。ヒロインのサヤーリー・バガットは元ミス・インディア(繰り上がり)ですが、イムラーン・ハーシュミーと共演のデビュー作【The Train】(2007)、【Paying Guest】(2009)などで全く目立ちませんでした。監督のラーハット・カーズミーは前作、同じくキャストが弱い【Dekh Re Dekh】(2009)をそこそこ観られるものにしましたが、今回は苦戦でしょう。
【Vikalp】(1月7日公開予定)
監督:サチン・P・カランデー Sachin P Karande 出演:ディーパル・ショウ、アローク・ナートほか
トレイラー
コンピューター会社が舞台となるスリラー。監督のサチン・P・カランデーはついこの前【Payback】(2010)が公開されましたが、あまり見どころがありませんでした。今回はどうでしょうか?主演は【A Wednesday!】(2008)のテレビ・レポーター役で好演したディーパル・ショウ。天才的プログラマーの役。脇役では好演しますが、果たして主役では?
【Yeh Faasley】(1月7日公開予定)
監督:ヨゲーシュ・ミッタル Yogesh Mittal 出演:アヌパム・ケール、テナ・デサイー(新人) Tena Desae ほか
これはよく分かりませんが、ホームドラマなんでしょうか?アヌパム・ケールは主役?それとも子供たちが主役なのでしょうか。
【Hostel】(1月14日公開予定)
監督:マニーシュ・グプタ Manish Gupta 出演:バトゥサル・セトゥ、チューリップ・ジョーシー、ムケーシュ・ティーワーリー
トレイラー
大学などでの下級生いじめ、ラギング「Ragging」がテーマ。監督のマニーシュ・グプタは【The Stoneman Murders】(2009)を監督しています。真面目な作品なのかもしれませんが、なにか暗そうで、どうも観に行く気が起きません。
【Turning 30!】(1月14日公開予定)
監督:アランクリタ・シュリヴァスタヴァ Alankrita Srivastava 出演:グル・パーナグ、プーラブ・コーリー、ジェネヴァ・タルワール
トレイラー
30歳目前のOLの心の動揺を描く作品。ハリウッドではしばしば見かけるOLものも、そもそもOLという観念がないインドでは、当然ながらそうした層を対象にした映画は発達していません。これはそうしたマーケティングの先駆けなのでしょうか。主演はグル・パナーグ。もしボリウッドで「OLもの」のジャンルが流行っていたら、女王になっていたかもしれない人です。お相手は【Rock On!】のプーラブ・コーリー。
【No One Killed Jessica】
【Dhobi Ghat】
【Dil Toh Baccha Hai Ji】
公開予定日はBollywoodhungamaのカレンダーによっています。
http://www.bollywoodhungama.com/trade/releasedates/index_in.html
【No One Killed Jessica】(1月7日公開予定)
監督:ラージクマール・グプタ Rajkumar Gupta 出演:ラーニー・ムケルジー、ヴィディヤー・バーランほか
トレイラー
デリーで実際に起こった、モデルのジェシカ・ラール殺害事件に基づいた作品。監督のラージクマール・グプタは、小規模作品ながらヒットとなった【Aamir】の監督。もちろんみどころは、ラーニーとヴィディヤーの共演。ファンにとっては夢の共演でしょう。ラーニーはテレビ・ジャーナリスト、ヴィディヤーが被害者の妹の役。ヴィディヤーは終始メガネのようです。加害者(裁判での被告)役と被害者ジェシカ役は伏せられているので、もしかするとサプライズがあるかもしれません。
【Yamla Pagla Deewana】(1月14日公開予定)
監督:サミール・カルニック Samir Karnik 出演:ダルメンドラ、サニー・デーオール、ボビー・デーオール、クルラージ・ランダーワー、ナフィーサー・アリー、アヌパム・ケール、ジョニー・リーバー
トレイラー
最近あまりいいところがないデーオール一家ですが、今回は本気で来たような感じです。ダルメンドラ、サニー、ボビーが揃い踏み。3人の共演にはスポーツ(?)物の【Apne】(2007)がありますが、今回は何でもありのマサーラー・コメディです。サミール・カルニックは【Heroes】(2008)や【Vasda raha】(2009)などデーオール一家御用達監督のような人です。ヒロインのクルラージ・ランダーワーはパンジャービー映画の出身で、ヒンディー映画デビューの【Chintuji】(2009)でリシ・カプールの賢そうなマネージャー役をやっていました。
【Dhobi Ghat】(1月21日公開予定)
監督:キラン・ラーオ Kiran Rao 出演:プラティーク・バッバル、アーミル・カーン、モーニカー・ドーグラー(新人) Monica Dogra、クルティ・マルホートラ(新人)Kriti Malhotra
トレイラー
アーミル・カーン夫人でもあるキラン・ラーオの初監督作品。キラン・ラーオはアシスタント・ディレクターの出身(【Lagaan】のADでもあり、アーミルとはそのセットで出会いました)ですが、その作品たるや、【Monsoon Wedding】(2001)、【Saathiya】(2002)、【Swades】(2004)と粒揃い。【Dhobi Ghat】もアート系の映画に近いとのこと。しかし、アーミル・ブランドの力もあり、成功の可能性は高いでしょう。
主演のプラティーク・バッバルはスミター・パーテルの息子。【Jaane Tu ... Ya Jaane Na】(2007)では印象的な役でした。
【Dil Toh Baccha Hai Ji】(1月28日公開予定)
監督:マドゥル・バンダールカル Madhur Bhandarkar 出演:アジャイ・デーヴガン、イムラーン・ハーシュミー、オーミー・ヴァイディヤ、シュルティ・ハーサン、シュラッダー・ダース、シャザーン・パダムシー
トレイラー
マドゥル・バンダールカルといえば、【Traffic Signal】(2007)、【Fashion】(2008)、【Jail】(2009)など、社会の裏面を鋭く描く監督として知られていますが、今回はなんとラブコメを作ってきました。男性陣はアジャイ、イムラーン・ハーシュミーの【Once Upon A Time In Mumbaai】のコンビに、【3 Idiots】で変人チャトゥル役のオーミー・ヴァイディヤと面白い顔ぶれ。タイトルは【Ishqiya】(2010)のヒット曲から。
他にも
【Impatient Vivek】(1月7日公開予定)
監督:ラーハット・カーズミー Rahat Kazmi 出演:ヴィヴェーク・スダルシャン(新人) Vivek Sudarshan、サヤーリー・バガット
トレイラー
金持ちだが冴えない男と気が強い女の組合せというラブコメのようですが、キャストが弱すぎです。ヒロインのサヤーリー・バガットは元ミス・インディア(繰り上がり)ですが、イムラーン・ハーシュミーと共演のデビュー作【The Train】(2007)、【Paying Guest】(2009)などで全く目立ちませんでした。監督のラーハット・カーズミーは前作、同じくキャストが弱い【Dekh Re Dekh】(2009)をそこそこ観られるものにしましたが、今回は苦戦でしょう。
【Vikalp】(1月7日公開予定)
監督:サチン・P・カランデー Sachin P Karande 出演:ディーパル・ショウ、アローク・ナートほか
トレイラー
コンピューター会社が舞台となるスリラー。監督のサチン・P・カランデーはついこの前【Payback】(2010)が公開されましたが、あまり見どころがありませんでした。今回はどうでしょうか?主演は【A Wednesday!】(2008)のテレビ・レポーター役で好演したディーパル・ショウ。天才的プログラマーの役。脇役では好演しますが、果たして主役では?
【Yeh Faasley】(1月7日公開予定)
監督:ヨゲーシュ・ミッタル Yogesh Mittal 出演:アヌパム・ケール、テナ・デサイー(新人) Tena Desae ほか
これはよく分かりませんが、ホームドラマなんでしょうか?アヌパム・ケールは主役?それとも子供たちが主役なのでしょうか。
【Hostel】(1月14日公開予定)
監督:マニーシュ・グプタ Manish Gupta 出演:バトゥサル・セトゥ、チューリップ・ジョーシー、ムケーシュ・ティーワーリー
トレイラー
大学などでの下級生いじめ、ラギング「Ragging」がテーマ。監督のマニーシュ・グプタは【The Stoneman Murders】(2009)を監督しています。真面目な作品なのかもしれませんが、なにか暗そうで、どうも観に行く気が起きません。
【Turning 30!】(1月14日公開予定)
監督:アランクリタ・シュリヴァスタヴァ Alankrita Srivastava 出演:グル・パーナグ、プーラブ・コーリー、ジェネヴァ・タルワール
トレイラー
30歳目前のOLの心の動揺を描く作品。ハリウッドではしばしば見かけるOLものも、そもそもOLという観念がないインドでは、当然ながらそうした層を対象にした映画は発達していません。これはそうしたマーケティングの先駆けなのでしょうか。主演はグル・パナーグ。もしボリウッドで「OLもの」のジャンルが流行っていたら、女王になっていたかもしれない人です。お相手は【Rock On!】のプーラブ・コーリー。
【No One Killed Jessica】
【Dhobi Ghat】
【Dil Toh Baccha Hai Ji】
by madanaibolly
| 2011-01-04 20:44
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