2008年 10月 09日
【Drona】 |
監督:ゴルディー・ベール Goldie Behl. 出演:アビシェーク・バッチャン、プリヤンカ・チョープラ、ケイ・ケイ・メノン、ジャヤ・バッチャン。
監督のゴルディー・ベールはアビシェーク、ラーニーが出演した【Bas Itna Sa Khwaab Hai】(2001)の監督です。奥様はソナリ・ベンドレ。
トレーラー
ストーリー
*******************************************************************
幼いころから養父母に育てられたアディティ(アビシェーク・バッチャン)は、自分では気づいていなかったが、実は宇宙を司るエネルギーを守護する戦士一族を継ぐ者であった。
*******************************************************************
やはりこのジャンルはインド映画では難しいと思いました。スターウォーズからロードオブザリングスまでハリウッドの得意分野だし、そのハリウッドですら最近は出尽くした感もあります。しかもまったくボリウッド的にではなく作ろうとしているみたいで、こうなるとハリウッドにはかなうはずもなく、新味も感じられません。
物語の背景を説明する歴史シーン、回想シーンは変な劇画でごまかしていました。余計なところにCG使ってないでこうした場面で使えばいいのに、やはりそこまで金がなかったのか。子供だまし的な小細工も随所に見られます。
というわけで、映画としては出来は良くないのだけれど、アビシェクとプリヤンカはなかなかでした。とくにファンタジー的な衣装は二人とも似合っておりました。戦士一族の後継ぎ(アビシェク)とアビシェクが自らの役割を自覚するまでのボディーガード役(プリヤンカ)。考えてみれば、この役できるのは、男優ではアビシェク以外ではリティックくらい?プリヤンカの役は他にできる人いないのでは?プリヤンカのメイクは極端ですが、戦士役としてカッコいいです。
宇宙エネルギーの秘密を握ろうしてアビシェクたちを滅ぼそうとする悪役KKメノンはいまいち。KKメノンはKKメノンとして上手なのだけれど、いかんせん役が小物すぎます。ここは正統派悪役にすべきだったのでは?アムリッシュ・プリとか(もういないのか・・・)。そう、アミタヴ・バッチャンが悪役をやれば話題性もあるし、最後は父子の対決シーンで盛り上がるし理想的なんだけど(まあ無理か)。
アクション・シーン、特に列車での格闘シーンは見どころの一つ。そうそう、それから最初のほうのシーンは、ロケ地としてはなかなか珍しいプラハです。
アビシェクとプリヤンカのファンにのみお勧めです。
アビシェークとプリヤンカ
プリヤンカのコスプレ
ケイ・ケイ・メノン なにかヘンです
by madanaibolly
| 2008-10-09 01:49
| 過去のレビュー(再録分)