2008年 09月 19日
【Welcome to Sajjanpur】 |
ちとアウトサイダーな名監督シャム・ベネガルの新作ですが、あまり宣伝がなかったので直前まで知らなかったのと、コメディだということでどうだろなあと思っていましたが、どうしてどうしてなかなか楽しめました。
監督:シャム・ベネガル
出演:シュレヤス・タルパデ、アムリタ・ラーオ、ディヴィヤ・ダッタ、ラヴィ・キッシャン、イラ・アルン、ヤシュパル・シャルマほか
ラヴィ・キッシャンはボジョプリ映画のスターです。
トレーラー
舞台はインドのどこにでもあるような農村サッジャンプル。そこでのなんてことのない出来事(大きな事件といえば選挙くらい)を代書屋マハーデヴ(シュリヤス)を通してユーモラスに描いています。これだけ徹底して農村を舞台した映画は最近記憶にないです。代書屋も都市部ではあまり見かけなくなりました。
シュリヤスの芸達者ぶりはいつものことですが、アムリタ・ラオが良かったです。ムンバイに出稼ぎに行って戻らない夫を待つ若妻役で、村から出たことなどないような役柄。【Vivah】のプーナムをもっと田舎風にした感じ。代書屋マハーデヴは彼女と夫の手紙のやりとりを代筆することになるのすが・・・。
手紙を代筆したり、返事を読み上げたり、マハーデヴが勝手に内容を変えたりするのが、もう少し聞き取れたらもっと面白かったと思うのですが、語学力不足でした。
あの人がゲスト出演というのもありました。あとはディヴィヤ・ダッタの出番がもう少し多ければよかったかなと。
ただのドタバタとは一味違う、人情味溢れる上品なコメディでした。
シュレヤスとディヴィヤ
アムリタ・ラーオ
サッジャンプルの人々
by madanaibolly
| 2008-09-19 21:20
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